大乘入楞伽經(實叉難陀譯)斷食肉品第八(全)・・4/6
大慧。過去師子生と名くる王あり、肉味に耽著して種種の肉を食し、如是してやまず。遂に食人に至れり。臣民は堪るあたわず悉く皆離叛し、國位を亡失して大苦惱を受けぬ。大慧。釋提桓因は天王位に處たるが、過去において食肉の餘習を以て變身して鷹となり鴿はとを逐えり。我時に尸毘しびと名くる王となり、其鴿を愍念して自ら身肉を割き以って其の命に代れり。大慧。帝 . . . 本文を読む
佛教大辞典では、大毘婆沙論等の離繋択滅滅説と大智度論等の般若涅槃説と、及び如来法身説とを総合して三法一体の義を大般涅槃経第二寿命品に書いてあるとします。「何らかを名けて涅槃の義となす。猶ほ伊字(梵字の伊字は丸を三角にならべた形)の三点の如し。もし並ばば伊字を生ぜず。縦なるもまた成ぜず。摩醯首羅の面上の三目の如くにしてすなわち伊の三点を成ずることを得る。もし別なるも成ずることを得ず。我も亦この如し . . . 本文を読む
華厳経巻十六金剛憧菩薩品第二十一の一
「菩薩は一切の姿・現象は因縁によるもので実体無しと回向し、一切の境涯も亦実体無しと分別して回向し、不浄の地を見ることはないし、衆生が生老病死して異相を示して悲惨な姿でいる姿を見ることはないのである。・・」
(・・(菩薩魔訶薩は)一切の諸法は因縁より起こりて堅固あることなしと回向し、・・・一切の境涯は空にして所有なしと分別し了知して回向す。菩薩魔訶薩はかくの . . . 本文を読む