「仏法のなかでは智慧を第一となすのに、如来はどういうわけで、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧・慈・悲・喜・捨をすべてすすめるのか?」
「衆生の心性にあわせて色々の徳目を説くのである」
以下、華厳経・明難品第八段落の「助道甚深」の項の和訳と原文。
文殊菩薩は、智首菩薩に問うていうに、
「仏子よ、仏法のなかでは智慧を第一となすのに、如来はどういうわけで、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧・慈・ . . . 本文を読む
佛説文殊師利般涅槃經西晋居士聶道眞譯 如是我聞。一時、仏、舍衛国の祇樹給孤独園に在き。大比丘僧八千人と倶なり。長老舍利弗、大目連、摩訶迦葉、摩訶迦旃延は、かくの如き等は衆の上首たる者なり。復た菩薩摩訶薩十六人等有り。賢劫の千菩薩は弥勒を上首と為せり。復た、他方に菩薩千二百人有って観世音菩薩を上首と為(せ)り。 爾時(そのとき)世尊、後夜分において三昧に入れり。その三昧を名ずけ . . . 本文を読む