福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

伝教大師「願文」

2019-07-16 | 法話
伝教大師「願文」(延暦四年から十六年の間に書かれたか) 「悠々たる三界は純ら苦にして安きこと無く、擾々たる四生は唯だ患にして楽しからず。牟尼の日久しく隠れて慈尊の月 未だ照さず。三災の危きに近づき、五濁の深きに没む。加以ず、風命保ち難く露体消え易し。艸堂(そうどう)楽しみ無しと雖も然も老少白骨を散じ曝し、土室闇く狭しと雖も而も貴賎魂魄を争い宿す。彼を瞻(み)、己を省みるに此の理必定せり。 仙丸未だ . . . 本文を読む
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