仏教を信ずる者は、すべてのもののありのままの姿が「空」であることを知っているから、世の中のことを軽視せず、そのまま受け入れ、それをそのまま覚りの道に叶うようにする。人間の世界のことは迷いであって意味がなく、覚りの世界のことは尊い、という二つに分けるのでなく、世間のすべての出来事の中に覚りの道を味わう。(仏教聖典・華厳経) . . . 本文を読む
善財童子の訪問者と教え(華厳経入法界品)2
一番目、南方福城荘厳憧裟羅林において 文殊菩薩から「普照一切法界経」を聞き仏の功徳と偉大さを聞かされた善財は苦難の衆生を救うために菩薩の道をお示しくださいと願うが文殊は「まさに善知識を求め親近し恭敬し一心に供養して厭足することなく菩薩の行を問うべし」といいます。それを聞いて善財は菩薩達に「我すでに先に阿耨多羅三藐三菩提心を起こせるも而も未だ菩薩は云何に菩 . . . 本文を読む