善財童子の訪問者と教え(華厳経入法界品)39
丗八番目、閻浮提の摩竭提国 開敷樹華(かいふじゅけ)夜神(女神)
開敷樹華夜神も同じ説法の会座におられるのですぐに善財はお会いすることが出来ました。この神様は男神・女神と諸説ありますが前世の記述の所から推測するに女神と思われます。「彼の夜天を見奉るに衆寶香樹楼閣の内にいまして寶樹の下の獅子座に処し百万の諸天眷属に囲繞せられたまえり」とあります。善財が . . . 本文を読む
復た次に信成就發心とは何等の心を發するや。略説するに三種あり。云何爲三。一は直心。正しく眞如法を念ずるが故に。二には深心。樂うて一切諸善行を集むるが故に。三には大悲心。一切衆生の苦を抜かんと欲するが故に
問うて曰く。上には法界は一相にして佛體は無二なりと説きたるに、何故ぞ唯だ眞如を念ずるのみならずして、復た諸善の行を求學することを假るや。
答曰。譬えば大摩尼寶の體性は明淨なるも而も鑛穢の垢あれば、 . . . 本文を読む