史料綜覧巻五 / 文永元年(1264)七月二十日壬辰条「二十日壬辰 宮中に於いて五大虚空蔵・金輪等の法を始行せらる 是当月咳病流布 及び彗星出現の御祈也。」・天皇は亀山天皇、鎌倉幕府は宗尊親王、執権は北条長時。・五大虚空蔵法は増益・天変等に修せられる。辛酉の年は革命の年として古来帝皇公家の慎むべき年とされ、除災のためにこの法を修したる例多し。・金輪法とは一字金輪法のこと。佛菩薩の功徳はみなこの一字 . . . 本文を読む
保安三年1122七月二十日に覚鑁聖人(二十九歳)は求聞持法立申大願の文を作られて曰く「宗祖大師の請來録並に三學録中の眞言の一切経、大師御作の書、兩界曼茶羅各一舖、虚空藏菩薩像三舖、大師明神法樂の爲めに般若心経一千二百巻を各々書爲し供養し勤仕師事し、眞言宗の章疏を撰集して密教の壽命を繼ぎ行者の心眼を開かしめ奉らん」(興教大師大師全集)と。
猶、「高野春秋」には「(保安三壬寅年112 . . . 本文を読む
「保安三年1122七月二十日に覚鑁聖人(二十九歳)は求聞持法立申大願の文を作られて曰く『宗祖大師の請來録並に三學録中の眞言の一切経、大師御作の書、兩界曼茶羅各一舖、虚空藏菩薩像三舖、大師明神法樂の爲めに般若心経一千二百巻を各々書爲し供養し勤仕師事し、眞言宗の章疏を撰集して密教の壽命を繼ぎ行者の心眼を開かしめ奉らん』と。」(興教大師大師全集)
猶、「高野春秋」には「(保安三壬寅年1 . . . 本文を読む
「冥の照覧」愚迷発心集(解脱上人)に「「自ら人目を慎むといえども全く冥の照覧を忘る。まれに一善を勧むといえども多く名聞の思いに穢さる」とは、冥は仏陀諸天善神を指す。たとえば明らかなる處より闇に臨まば見ること能わず、冥所はよく明らかなるを照見するがごとし。凡夫は幽冥の境を見ず、幽義は能く凡夫をみそなわしたまふ。これを照覧といふ。夫れ、もの皆微なるより大なるはなく、隠れたるより顕なるはなし。・・太上感 . . . 本文を読む
この顔(注・・興福寺の薬師如来仏頭)
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