菩薩本生鬘論・投身飼虎縁起卷第一法隆寺の投身飼虎図は深遠な真理を表していますがその元となるお経が何種類かあります。その一つです。(あらすじ)お釈迦様が手を以て地を按ると地が震動し、七寶塔が涌現しその中に前世のお釈迦様の舎利がありこれをお釈迦様が「悟りへ導いてくれた」として礼します。お釈迦様は前世で飢えた虎に「我身をして大善業を成じ生死海に於いて大舟航となり、無上究竟涅槃を求め永く憂悲無常の苦惱 . . . 本文を読む
金光明最勝王経・捨身品第二十六(佛は投身した王子摩訶薩埵は今の釈迦で、昔の父國王は今の淨飯父王。昔の母・后妃は摩耶夫人。三兄弟のうち長子は彌勒、次子は文殊。投身した釈迦を食べた虎は今の姨母(摩訶波闍波提・釈迦の叔母であるが摩耶夫人が早く亡くなったので養母として釈迦を育てた。後に釈迦が悟りを得ると、最初の比丘尼となった)七虎子は大目連・舍利弗・五比丘である、と説きます。殆ど菩薩本生鬘論・投身飼虎縁起 . . . 本文を読む