福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

新羅の神が日本の神々を水瓶にとし゛こめて日本を制圧しようとしたとき・・・

2024-08-09 | 法話

「宇佐託宣集」(13世紀)に新羅の神が日本の神々を水瓶に閉じこめて日本を制圧しようとした時、宇佐八幡が僧たちに仁王経を唱えさせて日本を救ったという記事がありました。
「平城天皇の御代(新羅の王子が修行して法力をつけ日本の神々を水瓶にいれて日本を制圧しようと新羅兵とともに博多に来ていた時)、七歳童子七尺空にのぼりて託宣してのたまはく、『我は日本國鎮守の八幡大菩薩也。百王鎮護の誓願あれども有験の聖人新羅より来りて三界摂領の大聖明王を以て諸神を摂領して水瓶にかりこめん。既に新羅國の王、船を粧いして出立つ。我が身も只今かりこめられなんとす』てへり。時に国王・諸卿、肝を失ひ、色を変じて申して云く、『人力の及ぶところにあらず。諸神の御方便を憑み奉るべし』と。しかして神告げていはく『今明日の内に一万人の僧を請け取りて、法服を着せて南の畔の海辺に行きて西の方に向って、常在霊山の釈迦大師に祈念して南無仁王護国般若波羅蜜経を唱ふべし。この法力に乗じて我水瓶を破り諸神を出し、此の難をふせがん』てへり。この託宣により彼の勤行をいたす時、水瓶第二度に猶破れずは第三度に至り破壊せしめて諸神を出だす。即ち(新羅の王子の)聖人行き方をしらず。(そのとき以降)新羅国難起こりて渡海する能わず。

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