福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

貞観十一年の貞観地震のあと今日14日も肥後で大風雨被害がありました。

2022-07-14 | 法話

貞観十一年の貞観地震のあと今日14日も肥後で大風雨被害がありました。
三代実録 / 貞観十一年(869)七月十四日庚午条
「十四日庚午 風雨あり。 是日 肥後国大風雨 飛瓦び樹抜ける 官舎民居顛倒者多し。 人畜圧死するもの勝て計ふべからず 潮水漲溢し六郡を漂没す 水退の後 官物を捜すも 十のうち五六を失ふ焉。 海から山にいたるまで 其間の田園数百里は 陥ちて海となる。」

・天皇は清和天皇。
・この年五月には貞観大地震があったばかりでした。
「日本三代実録」五月廿六日癸未「 陸奧國の地、大震動あり。 流光晝の如く隱映 頃之 人民叫呼 伏して起きること能はず 或は屋仆れ壓死し 或は地裂て埋殪す。 馬牛駭奔、或は相昇踏す。 城郭倉庫 門櫓墻壁 頽落顛覆するもの 其の數を知らず。 海口は哮吼し 聲は雷霆に似たり 驚濤涌潮 泝洄漲長し 忽ち城下に至る 海を去る事 數十百里 浩々として其の涯を辨ぜず。 諸原野道路は 惣に滄溟となる。 乘船に遑いとまあらず 登山及び難く 溺死者千許りなり。 資産苗稼 殆んど孑遺(けつい・少しの残り)なき焉。」

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