往生要集上 (十楽)
五、ところはこれ不退なれば永く三途・八難の畏を免れ、寿もまた無量なれば終に生老病死の苦なし。心・事相応すれば愛別離苦なく、慈目もて等しく視れば怨憎会苦もなし。白業の報なれば求不得苦もなし。竜樹の偈に曰く、
もし人かの国に生るれば終に悪趣とおよび阿修羅に堕せず。・・・
六、引接結縁の楽とは、・・華厳経の普賢の願にいわく、願わくは我命終わらんとする時に臨んで尽く一切のもろもろの障碍を除いて、まのあたりかの仏、阿弥陀をみたてまつり、即ち、安楽の刹に往生することを得ん、我すでにかの国に往生しおわれば現前にこの大願を成就し、一切円満して尽くすことなく、一切衆生界を利楽せん。と無縁すらなほそかり、いはんや結縁をや。・・
五、ところはこれ不退なれば永く三途・八難の畏を免れ、寿もまた無量なれば終に生老病死の苦なし。心・事相応すれば愛別離苦なく、慈目もて等しく視れば怨憎会苦もなし。白業の報なれば求不得苦もなし。竜樹の偈に曰く、
もし人かの国に生るれば終に悪趣とおよび阿修羅に堕せず。・・・
六、引接結縁の楽とは、・・華厳経の普賢の願にいわく、願わくは我命終わらんとする時に臨んで尽く一切のもろもろの障碍を除いて、まのあたりかの仏、阿弥陀をみたてまつり、即ち、安楽の刹に往生することを得ん、我すでにかの国に往生しおわれば現前にこの大願を成就し、一切円満して尽くすことなく、一切衆生界を利楽せん。と無縁すらなほそかり、いはんや結縁をや。・・