福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

神前読経の必要性 その3

2020-03-24 | 法話
神前読経の必要性 その3、(大山光淳「神仏交渉史」
納経のある限り読経は必然であって、
・日本逸史巻三及び類聚国史巻五には、延暦十三年(794)三月戊寅に小僧都伝灯大法師位等定等を豊前国宇佐八万神、筑前国宗像神、肥後国阿蘇神に遣わして読経せしめらるとあり、
・同逸史巻十六には大同四年(809)正月乙未天下諸国に令して名神の為に大般若経一部を写し奉読供養せしめらるとある。
・同巻三十七には天長六年(829)五月十九日僧十口をして一切経を八幡大菩薩に転読せしめらる。
・同じ類聚国史巻五いは天長五年(828)六月辛卯、今日より始めて三箇日間加茂大明神のために金剛般若経一千巻を転読さる。同じことが承和六年にもおこなわれた。
・文徳実録には靖衡元年(856)四月三日伝灯大法師位智戒等七人を七道諸國の各神社に向け般若経を転読して民福を祈らしめ、
・類聚国史第十一には貞観八年(866)二月十六日勅して十一僧を摂津国住吉神社に遣わされ金剛般若経三千巻般若心経三万巻を転読し神心を謝し兵疫を消伏せしめられている。
・大神宮法十講会縁起は天歴元年(950)大神宮へ法華一乗の法味を講演してささげた記事を出す。
・朝野群載巻三には嘉祥元年(849)八月大江匡房を比叡山の日吉神社へ遣わし病の平癒を祈るの祭文を」よましめられた。・・・

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