福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

五十六億七千万年の根拠

2018-01-09 | 諸経

Q,弥勒菩薩は五十六億七千万年後にこの世に下生されて衆生を救う、とされていますが、此の根拠は?
A,
「彌勒經遊意」に「・・迦葉佛後漸漸減、人命千二百歳に至る時、釋迦兜率天に上りはじめ。天數四千歳則ち人間の五十六億七千萬歳、人の壽命百歳の時に兜率より下り閻浮提の佛となる・・」とあります。(兜率天の一日は人間の400歳といわれ、これで計算すると5億8千4百万となりますが、こういう俗世の考えは該当しないのでしょう。兜率天の四千歳の寿命がとにかく人間界の五十六億七千万年に該当するということです。)
仏教大辞典には「・・・弥勒はこれ兜率天の王にしてその寿四千歳すなわち閻浮提の五十六億七千万年をすぎて波囉奈国に下生し、竜華の下にて成道すべし時に国土平坦、人民富楽にして四大宝現出し、これより財宝を出すに尽くることなし。又闘争・病苦等の難あることなく、人皆安穏にして弥勒如来の三会説法を聞くことを得べし。これを竜華三会と称す・・・」とあります。
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