福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

永山博士の「矛盾論 第5」その2

2010-01-21 | 永山國昭博士の福聚講通信
上記引用(前日ブログ)で人間社会は矛盾世界であると断言している。一方矛盾論③http://blog.goo.ne.jp/fukujukai/e/2b0ac4a8103acf4b3515d3c3c8d917e8では物質も生物も無矛盾という「無矛盾大仮説」を主張した。すると人間社会矛盾の根源は無矛盾世界である2つの世界、物質世界と生物世界との根源的差異に求めればよいことになる。ではこの三世界を特に人間と生物の間で各然と区別するものは何か?卑近な例としてヒトとサルを区別するものを考えよう。「お金」「文化」「社会」などが直感的に思い浮かぶ。しかしこれは原因だろうか結果であろうか。いろいろ考えていくと根源的な差異として「言語」が浮かぶ。多くの人が多分そう考えていると思う。「文化」の根源に言語があり、「社会」の根源に言語があると考えられる。私も矛盾論②http://blog.goo.ne.jp/fukujukai/e/4ec157ddd391e8d3921c7ecbebd30db9でそう述べていた。しかし「お金」は言語だろうか。経済的矛盾、たとえば一昨年依頼の金融恐慌はお金の持つ矛盾のカタストロフィックな表現のようにも見える。お金も矛盾の根源とすれば人間社会には複数の根源があるということになる。しかし論理的定義から考え根源は1つと考えるべきだろう。では何か。(続)
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