福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

永山博士の「矛盾論 第6」その1

2010-04-14 | 永山國昭博士の福聚講通信
矛盾論⑥

矛盾論①-⑤における明白な誤りについてまず訂正したい。
a) 矛盾論②で「矛盾」の語源として中国の故事を紹介したが、二人の商人間の矛盾でなく、同一商人が売り物の矛と盾をそれぞれ最強として矛盾に陥ったとある。
b) 矛盾論⑤のケアレスミス。genom→genome

a) について補足すれば、思い違いは私の思い描く矛盾解消法が背景にあったためと思われる。すなわち2人の商人の場合、2人が出会わなければ矛盾は生じない。1人の商人の場合、矛盾は常に生じていた。ただ本人が気づいていなかっただけ。問題とすべき最強の範囲は2人の商人が出会わなければ重ならないからである。矛盾解消法については今まで考えられてきた3つの手法を矛盾論①で紹介した。

i) 矛と盾が出会うと爆発(事象自体の消滅または変容で原始暴力的)
ii) 矛と盾の有限さを利用し半分貫く(古典的妥協。)
iii) 矛が貫く場合と盾が防ぐ場合の2つ事象が半々の割合で生ずる(確率的解消法で最も現代的)

私はiv)として矛盾する2つの事象を出合わなくする工夫を考える。時空のズレや個々の事象自体の変容など。例えば矛と盾を売る2人の商人が出会わなければ矛盾は生まれず共にハッピーでいられる(閑話休題)。
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