華厳経巻二世間浄眼品一の二「衆生は愚痴におおわれており業をつくり高慢で放蕩を尽くし、結果自らを悲惨な境涯におく。これに対し如来は全ては空であると説く。これを衆生は歓喜し喜んで能く見ることが出来る。仏は衆生を苦から救ってくださる。衆生が仏を仰ぐのは満月が高い山に顕れるようなものである。諸仏の境涯は不思議であり、一切の法界もまたこのように不思議なものである。諸々の法力が働いて衆生済度の為の禅定と智慧の方便が皆な成功するのである。」(原文・・衆生は痴闇業障を結び、高心放逸にして境涯に馳す、如来ために寂滅の法を説きたまふを、歓喜し善楽して悉く能く見る。一切世間の最上の帰(仏のこと)は群生を救護して衆苦を除きたまふ、衆生無上尊を観たてまつらんと楽はば猶満月の高山に顕はるるが如し。諸仏の境涯は不思議なり、一切の法界もまたかくの如し、諸々の法力において悉く究竟し定慧の方便皆成就す。)
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