秘密安心往生要集・・34/42
(丗三、弥勒菩薩形像の事。)
問、弥勒菩薩の形像は如何に造るべきや。
答、形像を造らば白肉色或いは閻浮檀金色にして種々の瓔珞・天衣・環釧・華鬘・呪索・真珠の綬帯、鬘嚢、其の身を荘飾し五佛の宝冠を戴き、左の手には開敷紅蓮華花を執り上に法界塔印を置き(五輪塔)、右の手は説法の相にして(施無畏にして空指火指相捻る)。珊瑚殿寶蓮華臺獅子の座に結跏趺坐し給へり。又三十臂等の像数多あり。具に述べがたし。其の曼荼羅の相は深秘の故に記さず。或は二手法界定印にして上に五輪塔婆を安ぜよ。是は高野山大塔の中尊の様なり。共に二巻の秘軌の説なり。已上の二種の像、心に任せて図画し或いは彫刻して供養すべし。
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