福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

「人工知能で失業率50パーセント時代」に求められるもの

2017-09-28 | 法話
「人工知能により、今後30年ほどで数千万件の雇用が脅かされ失業率50パーセントとなる」という研究発表のニュースがありました。
ここまでいかなくても似たような傾向にはなるでしょう。
究極的には人工知能と我々一人ひとりの違いはなにか、ということが突き詰められる時代がすぐそこまできているということでしょう。いままでのような考えで世界中がお金と効率のみを求めて走り回るようでは、人工知能にもそういうプログラムがインプットされているので、その人工知能が自己増殖すればあっという間に、効率と経済性(そのための計画も)は人工知能が牛耳ってしまいます。
現代人の最もお得意の経済分野は人間はすぐにお呼びでないことになります。今すでにそうなっているのかもしれませんが・・。
これからは一人一人が、人工知能と比べてどこが優れているのか・・・さらにいえば人間の生まれてきた目的は何か・・を問われる時代になるのです。経済観念やお金の計算、他者との生存競争力が優れていますといってもそんなことはすでに今でも通用しない時代になっています。
いよいよ人工知能にはない唯一のもの、すなわち、「こころ」の時代になってきたのではないかと思います。しかしこの「こころ」もいままでの経典や聖人の生涯等をすべて読み込んだ人工知能ができると、あっとうまに今迄のゴリゴリ亡者の人間は邪魔者になり排除される可能性があります。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Q,神社に詣った時の拍手の意味? | トップ | 信と不妄語 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

法話」カテゴリの最新記事