実語教(傳、弘法大師作、寺子屋等で使用。「実語教註慈賢(鎌倉時代の天台座主)」「実語教諺解(覚賢慧空)」等より解説)解説・・・11
・富貴の家に入ると雖も 、財なき人のためには なほ霜の下の花のごとし。(富貴の家に入ると雖も財宝という智の乏しき人は霜の下の花の凋みかかるが如し。文選・潘岳の西征賦に「冬花の霜を待つは、虎の尾を履みて噬くらはれざるより危うし」)
・貧賤の門に出づと雖も 、智ある人のためには 、あたかも泥中の蓮の如し。 (皇侃論語疏に「財に乏しきを貧といひ、位なきを賤といふ」。四十二章経「吾沙門となって濁世に処す、まさに蓮華の泥の為に汚されざる如くなるために」。維摩経「譬ば高原陸地に蓮華は生ぜず、卑湿汚泥に乃ちこの花を生ずるが如し」。顔氏にいわく「学有貧賤を以て学無き富貴に比することを得ず」。金楼子(南朝梁武帝蕭繹著)に「才を以て人に交わるは終生衰えず」。)
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