福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

念仏の力

2019-01-26 | 法話

播州法語集にみる一遍上人のお言葉
ある人が「念仏について諸説さまざまあるがどれを信じればよいのか」と尋ねたところ
一遍上人は「諸説をたてるのはそれを説く人の我執による。南無阿弥陀仏の名号には特別な解釈はいらない。もし解釈や理論により往生の可否が決まるのならこういう質問は大切だが、往生は理論の如何によるのではない。名号に備わった仏の力によるのであうる。たとえ名号にに対して疑いをもっていても念仏を申しさえすれば往生するのである。名号は解釈の如何によるのではないから唱えさえすれば必ず往生できるもんである。火がおのずから物を焼き、水が自然にものを濡らすように、名号も自然に人を往生させる力をもっている。唱えさえすれば往生できるのである。」
これは「南無阿弥陀仏」の名号にみあてはまるのではなく密教でとなえる諸仏のご真言も諸経においてもすべてにあてはまるものでしょう。

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