文應元年1260四月二十七日、亀山天皇即位に際し、御代始三壇法を宮中で修しています。続史愚抄に「(亀山天皇)代始三壇法を始行さる。如意輪法阿闍梨天台座主無品尊助法親王青蓮院、不動法無品仁助法親王円満院、延命法僧正房圓・・」
御代始三壇法については、「天皇の即位後、神事では大嘗会を行うのに対し、仏 事では御代始三壇法と称される御法が修される。御代始三壇 法は近世に至るまで連綿と行われてきた・・御代始三壇法は後三条天皇の時に始まったといわれている(「院政期真言密教をめぐる如意輪観音の造像と信仰・清水紀枝」)。(「皇年代略記」に「延久1069元正、内裏不動法延命如意輪法修せらる。護持僧三人これを勤む」とあります。・・」)たとえば文保二年1318七月十七日、後醍醐天皇即位に際しても御代始三壇法(道助が不動法、慈道が如意輪法、禅助が延命法)を宮中で修しています。
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