今年の春のお彼岸入りは今日3月17日、お中日 は3月20日(春分の日)お彼岸明けは3月23日です。
国民の祝日に関する法、第2条では、「 春分日 自然をたたえ、生物をいつくしむ。
秋分日 祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ。」と記されています。
「彼岸」とは サンスクリット語pāramitāパーラミターの訳で、正しくは「到彼岸」即ち生死輪廻の此岸を離れて涅槃常楽の彼岸に到達するという意味です。原語「パーラミター」は「(到)彼岸」と同時に「波羅蜜(多)」とも音訳されます。
「波羅蜜」とは何なのか? この「パーラミター」は布施・持戒 ・忍辱・精進・禅定・智慧 の六波羅蜜です。この六種の徳目を実践することにより到彼岸(真理の世界に至る)ということです。
六波羅蜜はこの世で実践できなければ意味が有りません。そう考えると、彼岸(真理の世界)は遥か彼方ではなくいまここにある(自分自身の中にある)ことに気がつきます。そして現世で生きている者が六波羅蜜を実践してその徳を先祖に回向することにより先祖も佛果を増進できるのです。先祖の菩提のことを考えると必死で今日だけでも六波羅蜜を護りましょう。
「今日彼岸、菩提の種を播く日かな」蕪村
「誰かいふ 一念一誦功徳ありと」漱石
「一座の功をなす人も 積し無量の罪ほろぶ」白隠禅師の座禅和讃
国民の祝日に関する法、第2条では、「 春分日 自然をたたえ、生物をいつくしむ。
秋分日 祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ。」と記されています。
「彼岸」とは サンスクリット語pāramitāパーラミターの訳で、正しくは「到彼岸」即ち生死輪廻の此岸を離れて涅槃常楽の彼岸に到達するという意味です。原語「パーラミター」は「(到)彼岸」と同時に「波羅蜜(多)」とも音訳されます。
「波羅蜜」とは何なのか? この「パーラミター」は布施・持戒 ・忍辱・精進・禅定・智慧 の六波羅蜜です。この六種の徳目を実践することにより到彼岸(真理の世界に至る)ということです。
六波羅蜜はこの世で実践できなければ意味が有りません。そう考えると、彼岸(真理の世界)は遥か彼方ではなくいまここにある(自分自身の中にある)ことに気がつきます。そして現世で生きている者が六波羅蜜を実践してその徳を先祖に回向することにより先祖も佛果を増進できるのです。先祖の菩提のことを考えると必死で今日だけでも六波羅蜜を護りましょう。
「今日彼岸、菩提の種を播く日かな」蕪村
「誰かいふ 一念一誦功徳ありと」漱石
「一座の功をなす人も 積し無量の罪ほろぶ」白隠禅師の座禅和讃