愚迷発心集(解脱上人貞慶)より・・・8
・五官王の断罪はもし脱るること有とも、浄玻璃の鏡の影は設ひ写すこと無くとも、転識頼耶の念々の薫修においては朽べからず失うべからず、自業自得の因果必然なり。當来の苦報誠に以て遁れ難し・・(地獄において亡者の審判を行う十王の1人五官王の断罪や、生前の行いをすべて写すとされる浄玻璃の鏡の影に写らなくても、心の奥底にある阿頼耶識にはすべてのことが蓄えられており永遠になくならない。これが自業自得の因果の必然を生む。したがって前世の悪業が来世で苦となるのである。・・)
・五官王の断罪はもし脱るること有とも、浄玻璃の鏡の影は設ひ写すこと無くとも、転識頼耶の念々の薫修においては朽べからず失うべからず、自業自得の因果必然なり。當来の苦報誠に以て遁れ難し・・(地獄において亡者の審判を行う十王の1人五官王の断罪や、生前の行いをすべて写すとされる浄玻璃の鏡の影に写らなくても、心の奥底にある阿頼耶識にはすべてのことが蓄えられており永遠になくならない。これが自業自得の因果の必然を生む。したがって前世の悪業が来世で苦となるのである。・・)