実語教(傳、弘法大師作、寺子屋等で使用。「実語教註慈賢(鎌倉時代の天台座主)」「実語教諺解(覚賢慧空)」等より解説)解説・・・9
・師に会ふと雖も学ばざれば 、徒に市人に向ふが如し。(師に会えども学ばざれば徒に市に立ちて多くの人に会うようなもの。)
・習ひ読むと雖も復せざれば 、只隣の財を計るが如し 。(論語に「学びて思わざれば即ち罔し」。至要抄(平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての法律書)に「落日寂々として昏くとも声を引いて閑に複せよ、残月の皓々たる曙は心を澄まして暗唱せよ」。天台大師の句に「日夜に他の宝を数ふるに自らは半銭の分無し」。証道歌には「財福も無く損益も無し、寂滅性中問覓すること莫れ」。華厳経並びに小止観等に之に似たる文あり。)
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