道元禪師は建長5年8月28日(1253年9月22日))京都高辻西洞院の在俗の弟子、左金吾禅門覚念邸で寅の刻(午前四時頃)、座亡されています。五十四歳でした。
私は道元さんが真言を批判して居られるのを知っていますが、なぜか道元さんが好きです。特に「修證一如」(われわれは仏であるから修行するのだ)」というお考えなど、私のような凡夫にも分かりやすい教えです。
遺偈は次のようなものです。
「五十四年
第一天を照らす
箇の悖跳を打して (悖は正確には足偏)
大千を触破す
咦
渾身もとむるなし
生きながら黄泉に落つ」
( 54年間、仏法に生き迷いの三千大千世界を打ち破ってきた。しかしわざわざ渾身の力を出すこともなかったのだ。生きながら黄泉に陥ちていくが、もともと生死不二なのだから)
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