福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

平成30年9月15日護国寺参拝記録 

2018-09-20 | 開催報告/巡礼記録
9月15日、3連休の初日もあいにくの雨模様で、静寂に包まれた護国寺本堂には講員以外の参拝者の人影はほとんど見えません。
御開帳日と重なった先月とはうってかわった静けさもまた、たいへんありがたく感じられるお参りとなりました。

また、この日は、講元ご自身が40年ほど前に護国寺で朝参り会をなさっていた頃、当時、その朝参り会の会長をなさっていた方の存在を殊の外強く感じるとおっしゃっていました。
生身の人間の人影がないほうが霊魂の影は、感じとりやすいのかもしれません。

本堂ではいつもの通り読経を行い、角田さんからはご詠歌般若心経和讃をご披露いただきました。
月夜、桔梗といった秋にちなむ言葉が詠み込まれた歌詞はこの季節にふさわしい趣があり、しみじみと味わい深いものでございました。

般若心経和讃

菩提の心求むれば 般若の智慧に照らされて
彼岸の里に行き到り あまたの苦役除かれん

色即是空しばらくは 花の上なる月夜かな
いのちの力つくしあう 如来の大悲はてもなし

空即是色むらさきの 桔梗の花も清らかに
執われ去りて怖れなし 迷いも消えて安らかに

真言陀羅尼唱えつつ 覚りの国に入りぬれば
曼荼羅仰ぎとこしえに 生きる力もかがやかん


本堂のお参りの後、一言地蔵様に地蔵経をお唱えしました。
地蔵経はひらがなまじりのお経、意味もわかりやすいお経です。お地蔵様の28種の功徳と7種の利益が書かれたお経を読経し、お地蔵様のありがたさをつくづくと感じることができました。
その後、お茶をいただきながらのひとときの語らいをもち、今日のお参りの感想から人材登用方法の話題、そして昨今、各所で瞑想方法がとりあげられることが多い中、信仰を伴う瞑想と信仰を伴わない瞑想の違いなどについても話しました。

今月もたいへんありがたいお参りができましたことに感謝申し上げます。
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