福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

本朝新修往生伝(藤原宗友)に説く勢縁上人入滅の日

2024-08-20 | 法話


本朝新修往生伝「勢縁上人は出雲国能義北郡の人也。少くして台山に登って真言を受習す。その師は則ち僧正の門徒、導隆上人なり。師に従って馬を飼ひ(馬の飼育を職とした)、薑を焼きて真言を読む。本師入滅の後、次に闍梨厳範に就き更に両界の法を受く。在々処々、両界の法を以て業となす。暮年、伯耆国に移住す。一宇を建立して木像の両界曼荼羅を奉安し国人之に帰依す。供養会を設け頼照阿闍梨を以て導師と為す。是亦真言の祖師なり。上人夢を語って曰はく、明年秋八月遷化すべし、と。その言の如く、臨終の時、手に大日如来の印を結び、又、五鈷を取りて端座して命終す。時に承保年中(1074から1077)、八月十八日也。」

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日は守覚が地震御祈をした日 | トップ | 地蔵菩薩三国霊験記 6/1... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

法話」カテゴリの最新記事