毎度話す通り「梵網菩薩戒経」には「戒」は一切善業を出生する大地にして成仏の本源、仏道を成ずる根本なりと説かれ、「大日経」にはこの十善業道を名つけて菩薩道を成する根本なりとおっしゃってある。その訳は十善が本になって六波羅蜜(壇・戒・忍・進・禅・智)、四念処、四正勤、四如意足、五根、五力、七覚支、八正道等も行ずることができる。なおすすみては仏の十力、四無為等の仏の万徳を円満することができる。・・今の人は結果があって原因がなく、原因があって結果がなくても何とも思はぬが仏教では原因あれば必ず結果あり、結果あれば必ず原因があるというのである。・・若者が夭折するなども三世因果によらねば解決のできぬ問題である。三世というがこれは三十世やら三百世やら三千ないし三万世やら限りのあることではない。
(・四正勤 已生悪断(すでに生じた悪は除くように)未生悪令不生(いまだ生じてない悪は生じないように)未生善令生(いまだ生じていない善は生ずるように)已生善令増長(すでに生じた善は増すように)
・四如意足(四つの自在力のこと )・・欲(すぐれた瞑想を得ようと願う)精進(すぐれた瞑想を得ようと努力すること。念(すぐれた瞑想を得ようと心を集中する)思惟(すぐれた瞑想を得ようと智慧をもって思惟観察する)
・五根(五つの能力) 信根・精進根・念根・定根・慧根
・五力(五つの行動力) 信力・精進力・念力・定力・慧力
・七覚支(七つの悟りを構成するもの) 念(身・受・心・法の状態を観察、気をつけていること)択法(法を調べること)精進(努力)喜(修行を実践することで生まれる喜び)軽安(心身の軽やかさ)定(心を集中して乱さない)捨(対象への執着がない状態)
・八正道 。正見(正しい見解)正思惟(正しい考え)正語(正しい言葉)正業(正しい行為)正命(正しい生業)正精進(正しい努力)正念(正しい念)正定。)
(・四正勤 已生悪断(すでに生じた悪は除くように)未生悪令不生(いまだ生じてない悪は生じないように)未生善令生(いまだ生じていない善は生ずるように)已生善令増長(すでに生じた善は増すように)
・四如意足(四つの自在力のこと )・・欲(すぐれた瞑想を得ようと願う)精進(すぐれた瞑想を得ようと努力すること。念(すぐれた瞑想を得ようと心を集中する)思惟(すぐれた瞑想を得ようと智慧をもって思惟観察する)
・五根(五つの能力) 信根・精進根・念根・定根・慧根
・五力(五つの行動力) 信力・精進力・念力・定力・慧力
・七覚支(七つの悟りを構成するもの) 念(身・受・心・法の状態を観察、気をつけていること)択法(法を調べること)精進(努力)喜(修行を実践することで生まれる喜び)軽安(心身の軽やかさ)定(心を集中して乱さない)捨(対象への執着がない状態)
・八正道 。正見(正しい見解)正思惟(正しい考え)正語(正しい言葉)正業(正しい行為)正命(正しい生業)正精進(正しい努力)正念(正しい念)正定。)