福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

摩耶夫人の胎内には一切菩薩が宿られていること

2019-07-05 | 諸経
女性活躍などといわれていますが、華厳経入法界品で善財童子が四十二番目に尋ねるのは閻浮提の摩竭提国・迦毘羅かぴら城の摩耶夫人(仏母)ですがここでは摩耶夫人は大願智現の法門を成じ佛母であるとともに一切如来の母でもあるともされ、
胎内には無数の菩薩が自由自在に游戯されしかも胎内は一切変化なしとされています。
「(華厳経入法界品)爾時菩薩、兜率天より降神下たまえる時、十佛刹微塵等の菩薩と倶なりき。皆な悉く行・大願・善根・莊嚴・法門とを同うし、智慧自在なること一切諸地の清淨法身・無量色身・究竟普賢諸大願行、悉く皆な同等なり。如是の菩薩眷屬に圍遶せらる。又、八萬の諸龍王と倶なりき。娑伽羅龍王等及び諸夜叉八部神等恭敬供養したてまつり、降神して下りたまひし時、大光明を放ちて世界を普照し、自在力を現じて一切諸惡道苦を除滅し、巧方便を以て不可思議衆生を教化し、皆
な悉く宿世業行を知らしめ、諸菩薩をして不放逸を修せしめ無所染著にして衆生を救護し、悉く此の菩薩身が如是等の諸奇特事を現ずることを覩見せしめ大衆とともに來りて我胎に處れり。彼の諸菩薩、我が胎内において遊行自在なり。或は三千大千世界を以て一歩となし、或は不可説不可説の佛刹微塵等世界を以て以一歩となし、又念念中に十方一切世界の一切佛所の不可説不可説菩薩眷屬及び四天王忉利天王乃至梵王、如是等の一切天王、皆な我胎に入りて菩薩を見て恭敬供養聽受正法を欲せり。悉く皆な如是等の衆を容受してしかも胎は廣大ならず亦た迫迮(はくさく)せず。・・・」
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