福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

伊勢神宮怪異現象により「軒廊御ト」「奉幣使発遣」

2020-09-11 | 法話

史料綜覧 巻七 / 文安四年(1447)九月十一日条
「十一日(中略)皇大神宮 及ビ荒祭宮ノ怪異ニ依リテ 軒廊御トヲ行ヒ 奉幣使ヲ発遣ス」
・このころ、天皇は後花園天皇、室町幕府将軍は空位。
・荒祭宮は、伊勢神宮のホームページでは「内宮に所属する十別宮のうち、第一に位しています。殿舎の規模も他の別宮よりも大きく、正宮に次ぐ大きさです。ご祭神は、天照大御神の荒御魂あらみたま。神様の御魂のおだやかな働きを、「和御魂にぎみたま」と申し上げるのに対して、荒々しく格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きを、「荒御魂」とたたえます。」
いまでも伊勢神宮のかたは参拝者は必ずこの「荒祭宮」をおまいりすること、とすすめます。
・軒廊御ト(こんろうのみうら)は平安時代以来,朝廷で行われた卜占。干ばつ・霖雨などの天災,宮中・社寺等における怪異などに際し,内裏紫宸殿の軒廊で神祇官の亀卜および陰陽寮の式占(式盤を用いる占)が行われた。
・応仁元年(1467年)、京都で応仁の乱が勃発。
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