福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

福聚講 今日の言葉  

2011-12-08 | 法話
「確かなのは我々がみな遺伝子的につながっていることです。われわれはたとえ人種や肌の色が違っていてもおよそ180万年前にあらわれたホモ・ハピリスの子孫なのです。

星の子である現代人は広大な空間に浮かぶ我が惑星、こんなにも美しく、しかしこんなにももろい惑星の感動的な映像をはじめて見た時、自分の宇宙の出自を強烈に感じたはずです。

この全体性があるからこそわれわれはみな地球に対して責任があり、われわれがもたらしている生態学的荒廃から地球を守らなければならないといえるのでしょう。

イギリスの詩人ウイリアム・ブレイクは宇宙の全体性を見事に歌っています。
「一粒の砂に宇宙をみよ、一本の野の花に天国を見よ、掌の中の無限をつかめ、そして一時のなかの永遠をつかめ。」・・

ブレイクの詩をきいて仏陀のあるスートラの4行詩を思わずにはいられません。「見よ、一つの原子の中に、そしてどの原子の中にも、諸々の世界の全体を、不思議はかくのごとし」(アバタンスカスートラ・・華厳経のこと)

仏教の聖典によれば仏陀は空間の中、時間の中にあるすべての現象の性質と多様性をまるで自分の手のくぼみにいれているようにはっきりと刻刻と知り、また一瞬を永遠に永遠を一瞬に変えることが出来るといっています。」
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