観音経の解説８/28

８、
無尽意。観世音菩薩摩訶薩。威神之力。巍巍如是。
「無尽意よ、観世音菩薩・摩訶薩の威神の力の巍巍たること是の如し。（お釈迦様は以上七難を説かれて、結びとしておっしゃった。『無尽意菩薩よ、観世音菩薩は宇宙法界の根本真理であるので、いかなるものもこれに勝つことはできない。実に大自在の法力であり、不可思議威神の力であること例えば巍々たる山の如くである。』）」
・野口英世の母シカは観音様に願掛けしたら家出した両親が帰ってきたという幼少期の経験から熱心な観音様の信者になった。後年産婆になってとりあげた２千人の子はすべて安産で「お産の時は必ず観音様にお祈りしながらやんのし。 そうしっと観音様がお力を貸してくれらんのし」といっていたそうです。シカは地元の中田観音を信仰していました。離日１５年後に故郷の土を踏んだ英世は、母を連れ、地元の「中田観音」に参拝しています。
・高村光雲は浅草寺の観音様をおまいりして仏師になる決意をしています。此の由来から浅草寺の手水舎には高村光雲作の沙竭羅竜王像があります。
・愚息は護国寺の如意輪観音様にお百度を踏むたびに仕事で大ヒットを飛ばすことができました。
・アメリかニューヨーク禅堂の嶋野栄道老師は秩父観音霊場第十二番野坂寺の檀徒出身であるが単身ニューヨークにわたりガレージを禅堂に見立てて禅の布教につとめたが、ガレージ禅堂に本尊がなかったので近くの美術商の店の立派な観音様がに毎日低頭合掌しているとその敬虔な姿に感動した複写機会社の会長がその観音様を買ってくれた上に大檀越となってくれたという。この人はゼロックスの特許権から莫大な資産を築き あげたアメリカ人。この後 この夫婦が、広大な大菩 薩禅堂金剛寺が建設できる程の寄付をしている。又この観音像は奇しくも秩父の寺にあったものという。