福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

第10回・福聚講関東36不動霊場巡り(2011-11-13晴れ)

2011-11-25 | 開催報告/巡礼記録
第10回・福聚講関東36不動霊場巡り(2011-11-13晴れ)

第16番札所・竹園山最勝寺教学院(目青不動尊)>東京都世田谷区太子堂4-15-1
 御本尊;阿弥陀如来・不動明王
 開基;法印・玄応大和尚
 寺宝;目青不動明王像、上品上生阿弥陀如来座像、青銅不動明王座像、「閻魔殿」扁額
  閻魔大王・奪衣婆像(不動尊両脇侍仏)他

       

 東急田園都市線・三軒茶屋駅中央改札口9時30分集合。三軒茶屋駅から10分ほど歩くと、目青不動尊。華厳経巻七によれば、天上界と地上界の間にたなびく青い雲の色に基ずく不動尊であることから、天と地の連絡をしてくださる不動尊・「縁結びの不動」として信仰を集めている。麹町、赤坂、青山と三度移転し、四度目に世田谷の現在地に。
本堂、不動堂にて納経。境内には、チシャの木(世田谷区銘木百選)、銀杏などの大木が大きな枝を一杯に広げて、人影の少ない静かな空間に、緑の影を作っていた。
  巡拝後三軒茶屋駅10時8分発で東急田園都市線二子玉川着10時22分、ここで東急大井町線に乗り換え、等々力駅10時32分着。駅より徒歩で等々力渓谷を経て等々力不動へ10時50分着。

第17番札所・瀧轟山明王院満願寺別院(等々力不動尊)>東京都世田谷区等々力1-22-47
 御本尊;大聖不動明王(秘仏)
 開山;興教大師
寺宝;七鈴鏡、細広澤遺品他

     

等々力渓谷は、穏やかな木漏れ日を受けて光り、歩きやすく造られた道は、樹々の発する、澄んだ透明な息吹に包まれていた。満願寺の五千坪の境内には、山門、本堂、弁天堂、神変窟、稚児大師、大師堂などが、樹齢数百年の大銀杏、楓、等の木々の間に佇んでいる。また不動の滝は、約千年の間、涸れることなく流れ、霊水が渓谷に轟く音から、「とどろき・等々力」の名が起こったと言われる。 本堂にて納経。
 本堂から、 等々力渓谷を経ずに大通りを 徒歩で11時15分発11時25分等々力駅着。等々力駅11時32分発東急大井町線で大岡山着。11時40分、東急目黒線に乗り換え不動前駅11時53分着。徒歩で目黒不動へ、12時12分着。

第18番札所・泰叡山瀧泉寺(目黒不動尊)>東京都目黒区下目黒3-20-26
 御本尊;不動明王(秘仏・酉年御開帳)
開基;慈覚大師円仁
寺宝;「天国の宝剣」、康継作の大太刀(徳川家光奉納)他

     

 駅から僅か15分足らずで、左右一対の仁王像を持つ朱塗りの仁王門が建つ。吸い込まれるように広い境内に入る。家光公の時代に壮麗をきわめた往時の伽藍は、戦災で大半が焼失。その後、本堂、仁王門、書院、鐘楼などは再建された。焼失を免れた「前不動堂」(都指定文化財)や「勢至堂」(区指定文化財)は、江戸時代の仏堂建築としての面影を残している。
また、本堂裏手には「銅造大日如来坐像」(区指定文化財)がある。裏山一帯は、縄文時代から弥生時代までの遺跡として知られ、墓地には青木昆陽の墓(国の史跡)がある。阿弥陀堂、観音堂、地蔵堂、不動堂、大日如来前にて納経。
 参拝後徒歩にて不動前駅へ。不動前駅近くのおそば屋で昼食・解散。

参加者>高原師、高橋、岡村、淵野、角田、細田、鈴木、菊池、横山、関口2

 *江戸五色不動尊(目黒・目白・目赤・目黄・目青)は、東西南北中央の五方角を色で示したもの。(現在は、移転などにより色と方角は必ずしもあっていない。)徳川家光が天海大僧正の具申をうけ、江戸城守護、江戸城五方の方難除け、江戸より発する五街道の守護に当てられた。
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