福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

十三重塔の意味

2018-12-05 | 諸経
十三重塔の意味
化野念仏寺、談山神社、宇治浮島の十三重石塔などの十三重の塔が有名ですが、十三重塔はお舎利を表すとされています。根拠は、「大般涅槃經後分」で仏舎利を十三重塔におさめたとされていることによるようです。「大般涅槃經後分」には「佛般涅槃茶毘既訖。一切四衆收取舍利置七寶瓶。當於拘尸那伽城内四衢道中起七寶塔。高十三層。上有相輪。一切妙寶間雜莊嚴。一切世間衆妙花幡而嚴飾之。四邊欄楯七寶合成。一切莊挍靡不周遍。其塔四面面開一門。層層間次窓牖相當。安置寶瓶如來舍利・・」とあります。また「四十帖決」(十一世紀天台僧・長宴)では「此(五輪塔)ハ法身縁起塔也。生身ノ舍利塔ハ十三重也」とあり、十三重の塔は「生身ノ舍利塔」すなわち生身のお釈迦様であるとする口決もあります。
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