福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

暖衣飽食の者(平時の主流派)はおろかになっていて有事対応は不可能

2021-05-12 | 法話

今回のコロナ危機で日本の危機対応能力が全くないことが露わになりました。

危機の時は平時には閑職に追いやられていた「マージナルマン」の出番です。国もそうです。台湾やイスラエル等常にマージナルな位置に置かれていることを自覚している国は成功しています。日本もまさに中・ロ・朝・韓の反日国家に囲まれマージナルな地政学的位置にいるのですが、そのことを忘れて、私利私欲にもとずく市場原理主義にうつつをぬかし、暖衣飽食のみを求めてきた日本国民のつけがここにきて顕在化して国家が累卵の危機にあるのです。

「十年、春、斉師の我を伐つに、公将に戦わんとす。 曹劌見えを請う。其の郷人曰く、 肉食の者之を謀る、又た何を間(かかわ)らん、と。 劌曰く、 肉食の者は鄙(おろか)にして、未だ能く遠謀せず、と。・・」(春秋左氏傳)

肉を食べる者(暖衣飽食の者)はおろかになっていて有事対応は不可能である。

 

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