福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

エマソン・・「自然」から

2014-01-05 | 法話
「自然の前に出れば実際には悲しいことがいろいろあっても、激しい喜悦がその人の全身を走る。自然が言う・・彼は私の生んだ子だ、見当違いな悲しみにあれこれ悩まされてはいるが、それでもきっと私の事を喜ぶはずだ。・・健康な時には空気は信じがたいほどの効力を備えた強壮剤だ。たそがれどき曇り空の下、雪でぬかるむ殺風景な広場をとおりぬけていると、とくに幸運なできごとを考えていたわけでもないのに、私はある種の完璧な爽快さを味わってしまう。・・森の中にはいつまでも失われることのない若々しさがある。・・森の中で我々は理性と信仰を取り戻す。・・頭をさわやかな大気に洗われて、かぎりない空間のさなかに昂然ともたげれば、一切の卑しい自己執着は消えうせる。・・いまや私は『無』、わたしには一切が見え、「普遍者」流れが私の全身をめぐり、わたしは完全に神の一部だ。・・」
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