出口王仁三郎(「霊界物語」第六巻)より
“いまの賢い人間は、天災地妖と人事には、少しも関係がないと云うものが多い。されど地上の神人の精神の悪化は、地上一面に妖邪の気を発生し、宇宙を混濁せしめ、宇宙の霊気を腐穢(ふえ)し、且空気を変乱せしむるから、自然に天変地妖を発生するに至るのである。
凡て宇宙の変事は、宇宙の縮図たる人心の悪化によって宇宙一切が悪化するのは、恰(あたか)も時計の竜頭が破損して、時計全体が其用を為さないのと同じ様なものである。故に大神の神諭には、
「神の形に造られて、神に代わって御用を致す人民の、一日も早く、一人でも多く、心の立替立直しをして誠の神心に成ってくだされよ」
と示し給うたのは、此理に基づくのである。又、
「人民くらい結構な、尊いものは無いぞよ。神よりも人民は結構であるぞよ」
と示されてあるのも、人間は万物普遍の元霊たる神に代わって、天地経綸の主宰者たる可き天職を、惟神(かむながら)に賦与されて居るからである。”
“いまの賢い人間は、天災地妖と人事には、少しも関係がないと云うものが多い。されど地上の神人の精神の悪化は、地上一面に妖邪の気を発生し、宇宙を混濁せしめ、宇宙の霊気を腐穢(ふえ)し、且空気を変乱せしむるから、自然に天変地妖を発生するに至るのである。
凡て宇宙の変事は、宇宙の縮図たる人心の悪化によって宇宙一切が悪化するのは、恰(あたか)も時計の竜頭が破損して、時計全体が其用を為さないのと同じ様なものである。故に大神の神諭には、
「神の形に造られて、神に代わって御用を致す人民の、一日も早く、一人でも多く、心の立替立直しをして誠の神心に成ってくだされよ」
と示し給うたのは、此理に基づくのである。又、
「人民くらい結構な、尊いものは無いぞよ。神よりも人民は結構であるぞよ」
と示されてあるのも、人間は万物普遍の元霊たる神に代わって、天地経綸の主宰者たる可き天職を、惟神(かむながら)に賦与されて居るからである。”