歴史の進歩とは不条理な苦痛の減殺
「〝不条理な苦痛〟の不平等は、もし人類歴史に真の進歩がなさるべきであるとすれば、第一に減殺されねばならない最大の問題であろう。」(市井三郎「歴史とはなにか」)
「各人(科学的にホモ・サピエンスと認めうる各人)が責任を問われる必要にないことから受け取る苦痛を可能な限り減らさねばならない」(市井三郎「明治維新の哲学」)
という言葉あります。しかしこの尺度からすると現実には歴史は退歩しているとしか言えません。ロシアはまさに人類の敵として歴史を蹂躙しています。