福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

福聚講 今日の言葉 

2013-12-17 | 法話
新義真言宗の開祖興教大師覚鑁上人はなかなか効現のあらわれないのは
「・仏様がその人の信心を試されている場合、
・本人の宿業が重い場合、
・かすかに成就しているが本人が分かってない場合、
・しばらく魔が隠している場合など
 があるが深い信心をもって修行を続ければ必ずお蔭がある。」とおっしゃっています。

(「経にいはく(大日経のこと)いかなる心をおこすもの必ず悉地を成ずるや、
いはく深信あるもの能く悉地を得、何なるをば深信という、
いはく久々に修行して法験を得ずといえども疑慮を生ぜず退心を生ぜざるなり、
このごとくの人必ず定んで悉地を成就す、
あるは本尊、行者を試さんが為の故に
あるは諸天等その信心の浅深を試さんがために暫く以って之を抑うるがゆえに、
あるは宿障重深なるがゆえに暫く不成に似たりといへども、冥(かすか)に能く成就すれども自ら知らざるがゆえに、
あるいは魔旬妨げをして暫く覆蔽(ふくへい)するがゆえに、このごとく等の種種の因縁あるが故に疑怠すべからず」 -末代真言行者用心)。

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