「世には強情な女性は十分います。必要なのは心の優しい女性です。
粗暴な女性は十分います。必要なのは思いやりのある女性です。
無礼な女性は十分います。必要なのは品のある女性です。
名声と財産を手にしている女性は十分います。必要なのは信仰の篤い女性です。
貧欲はもう十分です。もっと慈しみが必要です。
うぬぼれももう十分です。もっと徳が必要です。
流行ももう十分です。もっと清さが必要です。」マーガレット・D・ナドール
お大師様も夫人の徳を口を酸っぱくして説いておられます。
「従四位下藤の氏、旦には四徳を螢き(みがき) 、晩には三宝を崇む(あがむ)
(弘法大師、続性霊集、「藤左近将監、先妣の為に三七の斎を設くる願文」)」
(訳・・藤原氏の妻は朝には周礼や礼記に説く「婦徳」「婦言」「婦容」「婦功」の四つの美徳を磨き、ゆうべには「仏」「宝」「僧」の三宝を尊重した立派な婦人であった。)(ここで、四徳とは、① 婦徳・・・慈愛の心で子弟を教育し女性としての徳を磨くこと。② 婦言・・・優しい言葉で人に接する事。③ 婦容・・・常に身だしなみを整える事(身を飾る事に執着するは徳に非ず)④ 婦功・・・親や夫、子供のために最善を尽くすこと。以上が四徳。
礼記・昏義には「夫婦義ありてのちに父子義あり、父子義ありてのちに君子正あり、故にいわく、昏禮は礼の本なりと。・・婦順とは舅姑に順ひ、室人にやわらぎ、而して后に夫に當ひ、・・この故に婦順備わりてのちに内和らぎおさまる。内やわらぎおさまりてのちに家、長久なるべし。・・ここをもって古は婦人嫁に先立つこと三月に・・教ふるに婦徳・婦言・婦容・婦功を以てす。・(夫婦の道は国の礼のもとである。婦順というのは嫁姑に従い、家族に和らぎ、夫の心にかなうということである。この婦順が備わって初めて家が治まり、家系が長続きするのである。故に古は嫁に出す3か月前に婦徳(貞順)・婦言(言葉遣)・婦容(身だしなみ)・婦功(家事)を教え込んだのである。)」とあります。
お大師様は『四徳』を至る所で強調されています。
・同じく続性霊集「孝子、先妣周忌のために両部の曼荼羅大日経を図寫し供養し講説する表白文」にも「先妣尊霊、仁愛物に深く(慈しみの心は深く)、貞義人に超えたり(最も貞節な人であった)」と云う風に婦人を称えておられます。
・同じく続性霊集「大夫笠左衛佐、亡室の為に大日の像を造る願文」には「・・亡藤五娘(亡藤原氏の五女)は、徳容そなわって(婦徳・婦容をはじめとして四徳が備わっていた・・)」とあり、
・性霊集巻七の「前の清丹州(丹波守護清原氏)、亡妻のための達嚫(だっしん・・葬儀で導師が読み上げる文章)」には「・・故王の氏(丹波守護清原氏の亡妻)、柔気身を陶(みが)き(女性的柔軟性に富み)、巛交(こんこう)性を冶く(従順の婦徳を備えていた)。徳言内に欠けず(四徳のうち、婦徳・婦言を内心にそなえ)、容功圓かにして外に備われり(四徳のうち、徳容・徳功を外にそなえていた。)」とあります。
粗暴な女性は十分います。必要なのは思いやりのある女性です。
無礼な女性は十分います。必要なのは品のある女性です。
名声と財産を手にしている女性は十分います。必要なのは信仰の篤い女性です。
貧欲はもう十分です。もっと慈しみが必要です。
うぬぼれももう十分です。もっと徳が必要です。
流行ももう十分です。もっと清さが必要です。」マーガレット・D・ナドール
お大師様も夫人の徳を口を酸っぱくして説いておられます。
「従四位下藤の氏、旦には四徳を螢き(みがき) 、晩には三宝を崇む(あがむ)
(弘法大師、続性霊集、「藤左近将監、先妣の為に三七の斎を設くる願文」)」
(訳・・藤原氏の妻は朝には周礼や礼記に説く「婦徳」「婦言」「婦容」「婦功」の四つの美徳を磨き、ゆうべには「仏」「宝」「僧」の三宝を尊重した立派な婦人であった。)(ここで、四徳とは、① 婦徳・・・慈愛の心で子弟を教育し女性としての徳を磨くこと。② 婦言・・・優しい言葉で人に接する事。③ 婦容・・・常に身だしなみを整える事(身を飾る事に執着するは徳に非ず)④ 婦功・・・親や夫、子供のために最善を尽くすこと。以上が四徳。
礼記・昏義には「夫婦義ありてのちに父子義あり、父子義ありてのちに君子正あり、故にいわく、昏禮は礼の本なりと。・・婦順とは舅姑に順ひ、室人にやわらぎ、而して后に夫に當ひ、・・この故に婦順備わりてのちに内和らぎおさまる。内やわらぎおさまりてのちに家、長久なるべし。・・ここをもって古は婦人嫁に先立つこと三月に・・教ふるに婦徳・婦言・婦容・婦功を以てす。・(夫婦の道は国の礼のもとである。婦順というのは嫁姑に従い、家族に和らぎ、夫の心にかなうということである。この婦順が備わって初めて家が治まり、家系が長続きするのである。故に古は嫁に出す3か月前に婦徳(貞順)・婦言(言葉遣)・婦容(身だしなみ)・婦功(家事)を教え込んだのである。)」とあります。
お大師様は『四徳』を至る所で強調されています。
・同じく続性霊集「孝子、先妣周忌のために両部の曼荼羅大日経を図寫し供養し講説する表白文」にも「先妣尊霊、仁愛物に深く(慈しみの心は深く)、貞義人に超えたり(最も貞節な人であった)」と云う風に婦人を称えておられます。
・同じく続性霊集「大夫笠左衛佐、亡室の為に大日の像を造る願文」には「・・亡藤五娘(亡藤原氏の五女)は、徳容そなわって(婦徳・婦容をはじめとして四徳が備わっていた・・)」とあり、
・性霊集巻七の「前の清丹州(丹波守護清原氏)、亡妻のための達嚫(だっしん・・葬儀で導師が読み上げる文章)」には「・・故王の氏(丹波守護清原氏の亡妻)、柔気身を陶(みが)き(女性的柔軟性に富み)、巛交(こんこう)性を冶く(従順の婦徳を備えていた)。徳言内に欠けず(四徳のうち、婦徳・婦言を内心にそなえ)、容功圓かにして外に備われり(四徳のうち、徳容・徳功を外にそなえていた。)」とあります。