「続日本紀・天平神護元年765十一月庚辰(二十三日)、称徳天皇の大嘗祭の勅」
(要約・天皇は仏に礼拝して次に天神国神に礼す。・経典には神は仏法を護るとあるのでこの度の大嘗祭は出家在家一体で行う。)
「今勅たまはく。今日は大嘗祭の直会に豊明きこしめす日にあり。然るに此の遍の常より別にある故は、朕は仏の弟子として、菩薩の戒を受け賜ひてあり。此に依りて上つ方は三宝に供へ奉り、次には天社・國社の神等をも礼びまつり・・
また勅りたまはく、神等をば三宝より離けて不触物ぞとなも人の念ひてある、然れども経を見まつれば仏の御法を護りまつり尊みまつるは諸神たちにいましけり。故是て出家人も白衣も相雑はりて供へ奉るに豈に障事は在るまじきと念ほしてなも、本忌みしが如くは忌まずして、此の大嘗は聞し召すと宣りたまふ。」
明治維新までは神仏が助けあって日本国を守ってきてくださいましたが明治の神仏分離でその力は分離されました。その後の日本の歴史は見てのとおりです。いまこそ神仏一体の日本を取り戻すべきです。それにはまず三千年の歴史を振り返り皇室行事を神仏一体にしていただくことが必須です。