福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は最明寺入道北条時頼が出家した日です。

2024-11-23 | 法話

今日は最明寺入道北条時頼が出家した日です。
吾妻鑑康元元年(1256年 )11月23日の条には時頼が最明寺に於いて出家した時のことを「宗たる兄弟 三流すでに沙彌と為る。希代の珍事なり」と書いています。
「11月23日 庚戌 天晴 寅の刻最明寺に於いて、相州落餝せしめ給う(年三十)。日来の素懐に依ってなり。  御法名は覺了房道祟と。御戒師は宋朝の道隆禅師なり。この事に依って、宗たる兄弟 三流すでに沙彌と為る。希代の珍事なり。所謂前の大蔵権の少輔朝廣(法名信佛)・  上野四郎左衛門の尉時光(法名)・同十郎朝村(法名蓮忍、以上結城、各々兄弟)、 遠江の守光盛(法名)・三浦の介盛時(法名)・大夫判官時連(法名観蓮、以上三浦、  各々兄弟)、前の筑前の守行泰(法名行善)・前の伊勢の守行綱(法名行願)・信濃判 官行忠(法名行一、以上信濃、各々兄弟)。彼の面々慕う所有り。年来貳無し。斯く の時名残を思うの余り、忽ちこの志を顕わすと。但し皆自由の過に行われ、出仕を止 むべきの由と。」

時頼はこの五年後に叡尊を鎌倉に招いています。

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