先祖供養は幅広く根気強く
雑誌「致知」に経営コンサルタントの天明茂氏と村上和雄筑波大学名誉教授の対談「『先祖の因縁』って本当!?——家系分析をとおして分かったこと」の記事がありました。ここでも先祖の因縁は末代まで続くことが書かれています。先祖は子孫に祟ることなどしない、とよく言われますがこの記事を読むと先祖も必死て助けを求めていることがわかります。溺れる者藁をも掴む、とはこのことでしょう。先祖は溺れているのですから子孫に助けを求めるのは仕方ありません。
最近家庭問題(家庭不和・子供の諸問題・家庭内暴力等)が急増しています。これらは先祖が助けを求めているのに現代人が先祖のことを忘れがちであることの裏返しです。順調に行っていて浮ついた生活を送っている家庭程一気にこの業が襲ってくることがあります。業のない家はありません。その業のもたらす災難を小難にするのが先祖供養です。
先祖供養が大切な所以ですが、先祖は無数に存在しますから相当幅広く根気強く供養する必要があります。
- 先祖供養の範囲。自分の両親それぞれの先祖、配偶者の先祖、子供が結婚していればその配偶者の先祖等4系統くらいの先祖を供養する必要があります。
- 方法。これは大変難しいのです。一例を書くと
1.
https://blog.goo.ne.jp/fukujukai/e/0c503e4dbf7218b48eac5f3ac7ad1b68
2,自宅で御本尊の下に、それぞれの先祖の名を書いた塔婆を作りお供えをして(水と多めのご飯を取り換えつつ)、光明真言・般若心経等を千巻あげる(一日10巻ならば100日、5巻ならば200日、100巻で10日かかります)。このとき一巻ごとに心を込めて必死で拝む必要があります。上滑りの読経では効きません。
祈願の最後には「願以功徳・・」と唱える。
供物は食べないで鳥などに施す。
以上を繰り返す。