「高原上人様
拝啓、ご無沙汰いたしております。先般お話したCD「変わらぬ海のように」がもうすぐ届くと思います。どうぞ聞いてくださいませ。
このCDが完成するまでの二年あまりの年月をすこしお話させていただきます。
2008年3月19日の読売新聞に『海に捧げる父子の陰膳』という見出しでイージス艦『愛宕』と漁船『清徳丸』衝突による遭難者父子の勝浦の家族の記事が載っていました。私はその記事を夜寝る前に読んだのですが、急に眼前に荒れた海のイメージと息子と孫を待ちわびる年老いた母の姿が浮かび上がったのです。そしてだれかに促されるように夢中で書上げた詩が「カモメと帰る日」でした
そして森巌寺で護摩のとき高原上人様にお見せしました。すると上人様は「この詩は強い生命力をもっている。曲をつけて歌にしてください。」とおっしゃいましたね。(続)
拝啓、ご無沙汰いたしております。先般お話したCD「変わらぬ海のように」がもうすぐ届くと思います。どうぞ聞いてくださいませ。
このCDが完成するまでの二年あまりの年月をすこしお話させていただきます。
2008年3月19日の読売新聞に『海に捧げる父子の陰膳』という見出しでイージス艦『愛宕』と漁船『清徳丸』衝突による遭難者父子の勝浦の家族の記事が載っていました。私はその記事を夜寝る前に読んだのですが、急に眼前に荒れた海のイメージと息子と孫を待ちわびる年老いた母の姿が浮かび上がったのです。そしてだれかに促されるように夢中で書上げた詩が「カモメと帰る日」でした
そして森巌寺で護摩のとき高原上人様にお見せしました。すると上人様は「この詩は強い生命力をもっている。曲をつけて歌にしてください。」とおっしゃいましたね。(続)