福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

十三佛は自己曼荼羅を導く究極の密教曼荼羅であること・・32

2017-12-02 | 頂いた現実の霊験
十三佛は自己曼荼羅を導く究極の密教曼荼羅であること・・32

第八章、結語。この理論によりて、自己発展の一助を得んと願う諸君あらば虚空蔵菩薩の眷属たる十波羅蜜の修行を積むがよい。第一は壇波羅蜜(布施)、第二は持波羅蜜(不殺生・不偸盗・不邪淫・不妄語・不邪見の五戒を守ればよい)、第三は忍辱波羅蜜、第四は精進波羅蜜、第五は禅那波羅蜜(静慮)、第六は般若波羅蜜(智慧)、第七は方便波羅蜜(機略)、第八は誓願波羅蜜(大日の五大願、阿弥陀の四十八願等)、第九は力用波羅蜜(心理上の大威力)第十は智慧波羅蜜。吾人が虚空蔵菩薩の自己曼荼羅を発現せんとすれば、この慈愛・規律・忍耐・精励・静思・機略・誓願・威力・真智の十種の徳を具え以て自己の無尽蔵を開発し自己の尊厳を発揮し内心の曼荼羅を顕現し、ここに自己曼荼羅の大成を期すべきである。世人は常に自己発展とかいうが小自己の発展、狭き自我の孤立では社会に害を及ぼすのみ、自己曼荼羅は大いなる自己の存在を明らかにするものである。

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