福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

Tさんの体験談「あきらめない」・・・その3

2014-12-22 | 頂いた現実の霊験
「2000年に独身だった上の弟が、ガンで入院して1ヶ月で逝きました。死後、多額の借金があること、1997年に脳梗塞で倒れ右半身麻痺、認知症で要介護5の母が包括保証していることがわかりました。

銀行から母に訴訟状が届いたからです。母は預貯金全くなく、年金ももらっていません。父は1989年に他界しています。
弟が逝く時、「頼む」と私に言ったのは、母のことと思い「大丈夫、引き受けたよ」と答えたら、ほっとした顔で眠ってしまいました。その後裁判所からの特別送達が「被告人・・・」と書いてあるのを見た時、涙があふれ、立っていられなくなりましたが、弟と約束してあり、母の代理で戦う決心をしました。弁護士さんを頼んで成年後見人になりました。何もしないで競売になるより、「駄目元」でやるだけやってとられるなら、悔いはないと思いました。

仕事しながらであり、私自身のことではなくわからないことが多く、睡眠2時間という日が続き、自分も死んでしまうかもしれないと思いましたが、父や弟が応援してくれたのでしょう、家族の応援もありました。2軒あった家土地の一つは残すことができ、母の家と弟の家の整理も辛い作業でした。

学校帰りに真っ暗な家の片付け、督促状や残高0の何冊もの貯金通帳、弟のベッドの下には何箇所も吐いたあと、涙しながらの整理でした。ゴミにしたくなかったので、もらってもらったり、ガレージセールしたり・・母の施設にも持って行ったので、見慣れた食器で入居者の人達が食事しています。

1軒ははいることもできず人の手に渡ってしまいましたから、私自身の手で実家を整理できてよかったです。

売った土地を売却し、銀行や弁護士さんに清算したあと、母の施設の費用を支払っています。(続)

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