即身成仏義
此れより已後、広大甚深不思議の法を受得して、二乗・十地を超越す。 この大金剛薩埵五密瑜伽の法門を、 四時に於いて行住坐臥の四威儀の中に、 無間に作意し修習すれば、見聞覚知の境界に於いて、 人・法二空の執、悉く皆平等にして、 現生に初地を証得し、漸次に昇進す。 五密を修するに由って、 涅槃・生死に於いて染せず著せず、、 無辺の五趣生死に於いて広く利楽を作し、 身を百億に分かち、諸趣の中に遊んで、 有情を成就し、金剛薩埵の位を証せしむ。<これは儀軌法則に依って修行する時の不思議の法の益を明かす>
弟子が仏の名号を受けたのち、正覚壇で明鏡・法螺等の八種の秘具を受ければ、声聞縁覚菩薩の位をを超越する。 金剛薩埵・欲・触・愛・慢の五菩薩の観想の法門を、 朝・昼・夕・夜半の四時に於いて行住坐臥間断なく修法すれば、眼耳鼻舌身意を覚知しているこのままの体で、 主観・客観共に空とか空にあらずとかいう執着から離れて、 この身に覚りの最初の位をを証得し、漸次に昇進することができる。 五密瑜伽の法を修するに由って、 覚りとか迷いの世界にこだわらないで、 地獄餓鬼畜生人天の五種の世界に無辺に繰り返し生まれ変わることによって広く利他行を作し、 身を百億に分かち、諸の地獄等の中に遊んで、 生きとし生けるものを助け、金剛薩埵の位に昇らせることになる。<これは儀軌法則に依って修行する時の不思議の法の益を明かす>
此れより已後、広大甚深不思議の法を受得して、二乗・十地を超越す。 この大金剛薩埵五密瑜伽の法門を、 四時に於いて行住坐臥の四威儀の中に、 無間に作意し修習すれば、見聞覚知の境界に於いて、 人・法二空の執、悉く皆平等にして、 現生に初地を証得し、漸次に昇進す。 五密を修するに由って、 涅槃・生死に於いて染せず著せず、、 無辺の五趣生死に於いて広く利楽を作し、 身を百億に分かち、諸趣の中に遊んで、 有情を成就し、金剛薩埵の位を証せしむ。<これは儀軌法則に依って修行する時の不思議の法の益を明かす>
弟子が仏の名号を受けたのち、正覚壇で明鏡・法螺等の八種の秘具を受ければ、声聞縁覚菩薩の位をを超越する。 金剛薩埵・欲・触・愛・慢の五菩薩の観想の法門を、 朝・昼・夕・夜半の四時に於いて行住坐臥間断なく修法すれば、眼耳鼻舌身意を覚知しているこのままの体で、 主観・客観共に空とか空にあらずとかいう執着から離れて、 この身に覚りの最初の位をを証得し、漸次に昇進することができる。 五密瑜伽の法を修するに由って、 覚りとか迷いの世界にこだわらないで、 地獄餓鬼畜生人天の五種の世界に無辺に繰り返し生まれ変わることによって広く利他行を作し、 身を百億に分かち、諸の地獄等の中に遊んで、 生きとし生けるものを助け、金剛薩埵の位に昇らせることになる。<これは儀軌法則に依って修行する時の不思議の法の益を明かす>