元禄四年1691八月二十二日、霊雲寺が建立されています。本尊は両部2体の大日如来。江戸時代、戒律復興運動の先駆けとなった浄厳が将軍徳川綱吉の帰依を受けて創建。関東真言律の本寺とされ、西大寺末の江戸触頭だった。新安祥寺流の拠点であった。明治12年(1879)には釈雲照が委員長として戒律復興を掲げ真言宗各派代表95人を霊雲寺に集め、教学の統一を話し合う大成会議を開催。また雲照は明治16年(1883)12月16日、戒律興隆のための結社として十善会を設立し、霊雲寺で大会を開いている。
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