第四章 煩悩
第一節 心のけがれ
三、貪りは満足を得たい気持ちから、瞋りは満足を得られない気持ちから、愚かさは不浄な考えから生まれる。
貪りは罪の汚れは少ないけれどこれをはなれることは容易ではなく、
瞋りは罪の汚れは大きいけれどもこれを離れることは早いものである。
愚かさは罪の汚れも大きくまたこれを離れることも容易ではない。
従って人々は気に入ったものの姿を見聞きしては正しく思い、気に入らないものの姿を見ては慈しみの心を養い、常に正しく考えてこの三つの火を消さなければならない。もしも人々が正しく清く無私の心に満ちているならば煩悩によって惑わされることはない。
第一節 心のけがれ
三、貪りは満足を得たい気持ちから、瞋りは満足を得られない気持ちから、愚かさは不浄な考えから生まれる。
貪りは罪の汚れは少ないけれどこれをはなれることは容易ではなく、
瞋りは罪の汚れは大きいけれどもこれを離れることは早いものである。
愚かさは罪の汚れも大きくまたこれを離れることも容易ではない。
従って人々は気に入ったものの姿を見聞きしては正しく思い、気に入らないものの姿を見ては慈しみの心を養い、常に正しく考えてこの三つの火を消さなければならない。もしも人々が正しく清く無私の心に満ちているならば煩悩によって惑わされることはない。