スッタニパーター 第四経 大いなる幸福
258 天の神が尋ねた。「多くの天の神々や人間たちは、安穏を望みながら、諸々の幸福について、思い考えました。最上の幸福について、説いてください」。
259 世尊は答えた。「愚者たちと慣れ親しまないことと、賢者たちと慣れ親しむことと、供養すべき者たちに供養することと・・・これが、最上の幸福です。
260 適切な地に住むことと、過去に作り為された功徳あることと、自己についての正しい誓願と・・・これが、最上の幸福です。
261 多聞と、技芸と、善く学ばれた律と、見事に語られた言葉と・・・これが、最上の幸福です。
262 母と父に奉仕すること、子と妻を愛護すること、仕事に混乱なきこと・・・これが、最上の幸福です。
263 布施と教えにかなう行ないと、親族たちを愛護することと、罪過なき諸々の業・・・これが、最上の幸福です。
264 悪から離れること、悪から去ること、酒について自制あることと、不放逸であること・・・これが、最上の幸福です。
265 尊重と、謙譲と、知足と、知恩、正しい時に教えを聞くこと・・・これが、最上の幸福です。
266 忍耐と、素直であること、沙門たちに会うことと、正しい時に法(教え)を論じること・・・これが、最上の幸福です。
267 苦行と、禁欲と、四聖諦を見ること、涅槃を実証することと・・・これが、最上の幸福です。
268 世事に触れても、心が動かず、憂いなく、俗塵を離れ、平安であること・・・これが、最上の幸福です。
269 これらのようなことを為して、一切所で敗者ならず、一切所で安穏へと至る・・・それが、最上の幸福です」。
258 天の神が尋ねた。「多くの天の神々や人間たちは、安穏を望みながら、諸々の幸福について、思い考えました。最上の幸福について、説いてください」。
259 世尊は答えた。「愚者たちと慣れ親しまないことと、賢者たちと慣れ親しむことと、供養すべき者たちに供養することと・・・これが、最上の幸福です。
260 適切な地に住むことと、過去に作り為された功徳あることと、自己についての正しい誓願と・・・これが、最上の幸福です。
261 多聞と、技芸と、善く学ばれた律と、見事に語られた言葉と・・・これが、最上の幸福です。
262 母と父に奉仕すること、子と妻を愛護すること、仕事に混乱なきこと・・・これが、最上の幸福です。
263 布施と教えにかなう行ないと、親族たちを愛護することと、罪過なき諸々の業・・・これが、最上の幸福です。
264 悪から離れること、悪から去ること、酒について自制あることと、不放逸であること・・・これが、最上の幸福です。
265 尊重と、謙譲と、知足と、知恩、正しい時に教えを聞くこと・・・これが、最上の幸福です。
266 忍耐と、素直であること、沙門たちに会うことと、正しい時に法(教え)を論じること・・・これが、最上の幸福です。
267 苦行と、禁欲と、四聖諦を見ること、涅槃を実証することと・・・これが、最上の幸福です。
268 世事に触れても、心が動かず、憂いなく、俗塵を離れ、平安であること・・・これが、最上の幸福です。
269 これらのようなことを為して、一切所で敗者ならず、一切所で安穏へと至る・・・それが、最上の幸福です」。