1945年4月12日 アメリカ・ルーズベルト大統領が急逝しています。
調伏に依るということを聞いたことがあります。此の時、呪法にかかわった高僧も急逝しています。 . . . 本文を読む
原人論・・その2「・・・真実の教えである一乗顕性経の要点を説明しよう。この教説ではあらゆる生命ある者には、本来目覚めた真実の心(本覚真心)が備わっている。この真実の心は時の始めの定まらないときから常に存在していて清浄であり、日月のように明らかでほの暗いところがなく、鏡のようにいつも判然と物事を自知している。これを仏性と名つ゛け、また如来蔵とも呼んでいる。時の始めも定まらぬ時から妄想がこの真実の心を . . . 本文を読む
今日11日と明日12日は金峯山寺 花供会式(花供懺法会)です。
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「原人論」は中国の華厳五祖とされる圭峯宗密の著作です。運命についての考え方を示しています。「身を修めることなく悪行にふけるもの(夏の桀王や殷の紂王)が貴人の扱いを受け、倫理道徳の道を守るもの(孔子、孟子)は身分がいやしいとされ、徳行なくも財力に富み(斉の景公)徳があっても貧乏くらし(原憲)逆臣であっても吉祥があり(魏の曹操)大義に殉じても凶運となる(諸葛孔明)仁愛の実践者でも若死にし(顔回)横暴を . . . 本文を読む
大般涅槃經卷第十七・梵行品之第四
ここでは六師外道(注)が紹介されますが神通力でお釈迦様が勝っているのでこれらが否定されます。
逆に言えば神通力がなければ矢張り六師外道のいうように因果もないし運命も初めから決まっているということかもしれません。
(注)
道徳否定の富蘭那迦葉 (ふらんなかしょう) 、決定論の末伽梨拘舎梨 (まかりくしゃり)&thin . . . 本文を読む
戦争ではない大虐殺だ。
「ウクライナで起きていることを戦争と呼んではいけない、大虐殺以外の何物でもない。」
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「地獄」
2022-04-09 | 法話
「地獄」
芥川龍之介は「地獄」で「人生は地獄よりも地獄的である。地獄の与える苦しみは一定の法則を破ったことはない。たとえば餓鬼道の苦しみは目前の飯を食おうとすれば飯の上に火の燃えるたぐいである。しかし人生の与える苦しみは不幸にもそれほど単純ではない。目前の飯を食おうとすれば、火の燃えることもあると同時に、又存外楽楽と食い得ることもあるのである。のみならず楽楽と食い得た後さえ、腸加 . . . 本文を読む
原人論・・その3「・・・一つの微粒子の中に三千大千世界と等しい経巻を含んでいるという比喩が華厳経の教えに説かれているが(三千大千世界の真実を書写した宇宙大の経巻があってすべての一微塵の中に収められている。そのことを智慧明達の士が清浄なる天眼をもって洞察し精進力をもって微塵を破って経巻を取り出し人々を饒益するという比喩)その微粒子とは一個の生命を指し経巻とは仏陀の智慧を意味する。一個の生命の中に全て . . . 本文を読む
「八日は、鬼子母神,薬師如来(「三十日秘仏」)、江文大明神 (「江州 本地辯才天」『佛神霊像図彙』禁闕守護の三十番神による)、面足尊 (おもだる) と惶根尊 (かしこね)尊(「我が国守護の三十番神「」)の縁日です。
お薬師様は特に霊験あらたかで都内だけでも多摩七薬師霊場 、狭山三十七薬師霊場 、東都七薬師霊場 、 御府内十二薬師霊場 等多くの薬師霊場があります。京都大原の江文大明神は「禁闕(宮中 . . . 本文を読む
今日は絶海 中津の入滅された日です。絶海 中津(ぜっかい ちゅうしん)は五山文学の代表として有名な禅僧です。応永12年4月5日(1405年5月3日))享年72で入滅されています。夢窓疎石に師事し、明にも渡航しています。足利義満・足利義持・伏見宮栄仁親王・後小松天皇・称光天皇等の帰依を受け臨済宗の発展に寄与したとされます。後に仏智広照国師、聖国師と諡号されています。壇ノ浦で平家滅亡を嘆じて歌った漢詩 . . . 本文を読む
弘安七年(1284年)4月4日北条時宗は34歳(満32歳)で逝去しています。同日には出家していますから出家してすぐに逝去したことになります。自身が開山の鎌倉円覚寺に葬られています。禅に傾倒し、蘭渓道隆、兀庵普寧、大休正念などから教えを受けているようですが、元寇に際して師の無学祖元から「莫煩悩」といわれ、果断に対処した話は有名です。指導者たる者、危機に際して「莫煩悩」と果断に素早く決断することが何よ . . . 本文を読む
今日は義堂周信遷化の日です。義堂周信は元中五年(嘉慶二年)1388年4月4日、64歳で遷化しています。夢窓疎石に師事。足利義満に招かれて建仁寺・南禅寺などに住した。絶海中津とともに五山文学の双璧と称された。義堂周信の詩集「空華集」にある詩として、「庭前の桜花未だ開かず、戯れに友人に答ふ」「幽花は雨の頻りに催すことを受けず、羞を含んで白昼に開くことを怕るべし。伝語す 春を尋ねて園を買ふ者に、更に燭を . . . 本文を読む
「真言律行問答・学如」
学如(注1)が有部律(注2)復興の願いを御室に願い出た文書
(注1)密教大辞典によると、学如は「安芸福王寺の学僧。・・芸州可部村の人、享保元年十一月十四日生。年十三學範に従って薙髪し諸方に歴遊し・・・南山に登り妙瑞に師事す。かくて同士密門等と共に律儀の復興を誓ひ自誓得戒して苾蒭となる。妙瑞その法器たるを知りて授るに野澤の秘奥安流の淵源を以てす。師帰り . . . 本文を読む
詩篇42:6-11に「わたしはわが岩なる神に言う、『何ゆえわたしをお忘れになりましたか。何ゆえわたしは敵のしひたげによって/悲しみ歩くのですか』と。わたしの仇は骨も砕けるばかりに/わたしをののしり、ひねもすわたしにむかって/『おまえの神はどこにいるのか』と言う。」とある。
(人生は苦である。この世は地獄である。獄苦の最中ではこう思うことがある。「勝者には神がいても、敗者には神はいない。富者に神は . . . 本文を読む
「四恩の奉為に二部の大曼荼羅を造する願文」 奉為四恩造二部大曼荼羅 弟子苾蒭空海両部曼荼羅に帰命し奉る それ金剛の四法身(自性・受用・変化・等流法身)、胎蔵の三秘印(法・三昧耶・大曼荼羅)は空性に憩って軷祖(ばっそ・発心)し、重如(真如)に秣って以て脂轄(しかつ・車に油指す)す。一道無為は初入の門(天台は密教の入門)三自本覚は声も及ばず(華厳も真言に及ばない)、衆宝の . . . 本文を読む